Communication Space
前回はレポート事前発表会ということで、エントリーしてくれた3人にレポートの概要を発表してもらい、それぞれに対するQ&Aを行ってもらいましたが、この授業のレポートを書く上での参考にしてもらうことが目的でした。
司会とタイムキーパーをクラスメイトに任せた効果もあってか、Q&Aは予想以上に活発となり、時間切れで発言できなかった人が何人もいたのでQカードを出してもらう羽目となりました。
今回のコミスペでは、いつものコミスペに先立って、発表順に、発言した人に書いてもらったQ&A報告(Qの要旨、Aの要旨、Q&Aの感想)と発表者のコメント(⇒)を先に、次いで時間切れになった人たちのQと発表者からのAをまとめました。なお、当日のスライドは授業ブログに載せています。
直井君の「公害の原点に学ぶ今後の公害の問題と課題~四大公害病を例に~」へのQ&A
A:まず関心を持ってもらうことが必要。日本だけでなく、周囲の国からも働きかける。
感想:前例を示すためにも、まず日本で同じことを繰り返さないことが必要。世界の公害の原点として同じことを他国で繰り返さないために日本から働きかけることが大事。(H4)
Q: 産業を発展させるには、利益の追求が不可欠である。その利益の追求を行いながら、住民の配慮をするにはどうすれば?
A:まず、周辺住民のことや、産業を発展させることのリスクを知ったうえで、対策を考える。
感想:リスクを知った後に、具体的にどう対策するのか、教えてもらえればありがたいです。(J1)
→(木野)分かったリスクにどういう対策が取れるか検討し、それでペイが取れればOKだけど、利益が出ないくらい費用が掛かるなら断念するしかないのでは? ペイしなくなるからと対策を取らなければ後でチッソみたいに大変なことになるでしょう。
Q: 今まで水俣病が公害の原点だと言われがちだったのはどうしてか。
A:発生時期や事の大きさから。
感想:思った通りの回答でした。「原点」という点では、水俣病が公害の原点と言っても差し支えないのでは?発表の元も子もなくなるのですが。(J1)
⇒ 確かに水俣病が公害の原点と言われるのはそのような理由だと考えるが、世の中の公害について考えるとき、水俣病以外の四大公害病も決して忘れてはいけないと言う意味で、私は四大公害病を公害の原点と考えた。
Q:大きな流れに沿わない公害とは? 反面教師にならない公害とは? 原点とは?
A:調べてません。より重要なものが原点?
感想:報告のロジックが読めない。(C3)
⇒ すべての公害は反面教師になるとは考えるが、その中でも、最も重大な公害である公害が四大公害病であり、原点を考える上で、大きな流れに沿うかどうかということが重要と言うわけではなく、今後も公害のことを考える上で忘れてはならない公害を原点と考えたため、四大公害病が原点であると考えた。また、大きな流れについて述べたのは、教訓について述べるためであり、公害の原点が大きな流れに沿っているかは重視するポイントではないと考えた。
Q:「企業が責任を認める」ために 重要だと考えられることは?
A:周辺の環境や住民に配慮すること(利益第一主義を改める)。内部告発する。
感想:「事故を隠さない」「責任を認める」ことが正しいのは、どの企業も自覚していると思います。その中で現在でも対応が遅れているのはなぜか、そこに問題の難しさが表れていると思います。(H1)
Q: 足尾銅山は原点ではないのか? 世界規模で考えた時に、先に工業化した欧米に公害の原点と呼べるものはないのか?
A:足尾は鉱毒が原因だから。近大と現代では様々な点が異なるため、原点とは言えない。
感想:直井さんと僕の間で公害というものの認識が異なっているように思った。(J1)
→(木野)公害は産業や事業活動による健康被害や環境破壊ですから、鉱毒事件も当然公害です。二木先生はテキストでも授業でも足尾銅山の鉱毒事件から話されましたよね。
日本より先に工業化した欧米では戦前から煙害事件(ロンドンなど)が有名ですが、戦後の高度経済成長期の産業活動に伴って大規模に続発した日本の公害はそれ以上に世界から注目の的となったのですよ。
教室で時間切れとなったQと直井君からのA
発展途上国の公害対策に日本はどう支援していけば?
* 発展途上国は、自国の産業を発展させることを、公害を発生させないように対策するよりも先に焦点を当てて取り組んでいこうとすると思うのですが、そこで具体的に先進国として日本はどう支援していけばいいと思いますか。(E1)
⇒ 先進国の進んだ技術を提供する。また、公害を経験した国として、公害の話を世界に伝えていく活動をする。
公害の「原点」について
* 原点を定めようとするのはなぜですか。「原点が何かを決める」ことでわかることは何か。(L2)
⇒ 原点を定めることにより、公害とは何かということを確認し、原点が何かを定めることで、過去の公害の被害を確認し、そのことから得られる教訓を考え、今後の公害を防ぐためにどのような手段が考えられるかを考え、今自分にできることは何かを考えることができるかということが認識できると考える。
水俣病が公害の原点と言われるのはなぜか?
* 水俣病が公害の原点であると言われるのはなぜかという疑問に対して、どのような答えを得ることができたのですか。(M1)
⇒ 過去の公害の中で重大と考えられる四大公害病の中でも、複数回起こっているため、決して忘れてはならない公害であるため、公害の原点であるといわれていると考えた。
日本が世界へ反公害を発信していく手段は?
* 公害を反面教師に、日本が世界へ反公害を発信していくべきとありましたが、具体的にどのような手段が考えられるか、知りたいです。(M1)
⇒ 国際会議などで、公害について意見を交換、発信する場を設ける。
→(木野)同じ過ちをしないように日本の公害の教訓を伝えることが第一ですが、政策の過ちをなかなか認めようとしない国はさほど積極的とは言えません。むしろ、被害者らの方が教訓を伝える地道な活動を行っており、いくつものNGOやNPOも活躍していますよ。
藤田君の「フクシマの放射線被害のごまかしとわたしたち」へのQ&A
Q:政府が都合の悪いことを隠しているとして、それは何のためか?
A:原発反対者の動きを抑えるため。
感想:他の理由も聞いてみたかったです。あの答えだと、政府は原発賛成派ということですか?(J1)
⇒ 政府は明らかに原発賛成派です。エネルギー白書や経済産業省のホームページなどを見ると、原発のメリットと安全性しか書いていません。ですから、原発事故などという安全性を否定するものは、政府にとっては都合が悪いのです。よっていかにも原発事故が大事でないかのようにデータを公開していても不思議ではないと思います。
Q: チェルノブイリとフクシマとの比較が他にないのか?
A:汚染面積の大きさが6倍、チェルノブイリが大きい。
感想:情報が少ないと感じました。(C3)
⇒ あまり多く、情報を提供すると混乱するかと思いまして一つに絞って簡潔にしたのですが。裏目に出てしまったようで申し訳ないです。
Q: 全ての情報を公開することが必ずしもよいわけではなく、かえって不安を煽ってしまうこともあるが、線引きはできるのか?
A:ここまでは分かっているが、その先は分からない、と答える。具体的に事実を公表すれば不安を煽らなくてすむ。
感想:情報受信者が正しく受け取れるようにするという点で、納得のできる答だった。(J1)
Q: 安倍さんはTVで何と言えば良かったか?
A:難しい問題で分からない。
感想:確かに難しい。安倍さんが何と言っても非難される。(C3)
⇒ 質問をいただいたQカード、授業中のQ&A含めて一番答えを出すのが難しい問いだと思いました。ある人は、「嘘も方便」と言うし、ある人は「嘘を言えば地獄へ行く」というでしょう。答えがありません。しかし、東京オリンピックを招致する上では最高の答えだったとは思いますね。
→(木野)オリンピックを招致することの方が福島事故処理問題より大事だとすればそういう言い方もできるかもしれませんが、本当にそうでしょうか?
Q: ①レベル7同士の原発でも、それぞれの規模が違えば、比較の際に、その点に留意すべきではないのか?
②安部首相発言が間違っているという裏付けはあるのか?
③本当に労災ではなく、原発事故による被ばくなのか?
A:①その点については考慮していなかった。
②裏付けはないが、健康問題は今までも現在も将来も全く問題ないと言い切ったことには問題がある。
③福島事故が起こらなければ、被ばくしなかったのではないか?
感想:鋭い観点でのレポート内容だと思うが、裏付け+結論に至るまでの過程をもう少し丁寧に説明してほしかったと感じた。(H2)
⇒ まさに感想のおっしゃる通りです。もっと丁寧に論理展開する必要があると思いながら私自身発表を行っていました。もっと精進します(笑)
教室で時間切れとなったQと藤田君からのA
事故処理時の被曝限度に関する4つの質問
* 前半にある「福島事故処理に従業員」の被曝限度の話をあまりしなかったところに何か意図はあったのか? 250mSvが緊急時の労働者の限度なのであれば、藤田さんはその数値自体を問題としているのか? 緊急時限られた人員の中で対処するためにはその数値は仕方ないのでは? (もちろん補償は必要であるが)基準が厳しすぎるが故に、現に事故の起きている原発を放置せざるをえないというのはどうなのか?(J1)
⇒ 4つも質問がありますね(笑)被ばく限度の話をあまりしなかったのはスライド発表の時間の都合上です。深い意味はないです。
私は250mSvという数値を問題としているわけではありません。というのも、原発事故という緊急時に限られた人員の中でやりくりしていくときに、何ミリシーベルト以下までなら「健康に問題ない」から大丈夫、事故処理しなさい、というのは間違っていると思うからです。放射線の人体による影響は未だに分かってない部分がありますから。一番いいのは、政府が頭を下げて「健康にどれだけ影響があるかわからないが、日本のために事故処理してくれるか?」でしょうね。基準が厳しすぎるので事故原発を放置しなければならないというケースはまず間違いなくありませんので(日本政府が作業員の被ばく限度を上げればいいだけの話なので)何とも言えません。
→(木野)そもそも緊急時の被曝限度を決めていなかったことが問題です。重大事故など起こらないという前提でしたから決めてなかったのですが、起こったならもっと丁寧に緊急時の被ばく限度を決めるべきで、なし崩し的に決めるべきではないでしょうね。
チェルノブイリと福島の死亡者数の違いについて
* チェルノブイリ事故では「死亡者4000人」と発表したり、追悼式典で健康被害を認めるなど、正しく伝えられているのに対し、日本では「ゼロ人」と発表するなど、不都合な情報を伝えていない。この違いはなぜ生じているのでしょうか。(E1)
⇒ チェルノブイリ原発事故も事故当初から正確な情報が伝わっていたわけではありません。旧ソ連の崩壊を防ぐため、旧ソ連上層部が情報統制をしたからです。しかし、旧ソ連崩壊に伴い、内部文書が明らかにされたことで、政府が隠した情報が(トップシークレット含め)分かってきたのです。よって今現在チェルノブイリ原発事故に関してはほぼ事故の全容がつかめるようになりました。対して、福島第一原発事故もチェルノブイリ原発事故と同様、政府の情報統制があることは間違いないでしょう。ただし、その理由は反原発の声を封じ込めるためだと推察されますが。チェルノブイリ事故から察するに、日本の国家体制が変わらない限り、不都合な情報は闇に埋もれたままでしょう。
IAEAと日本側の報告での死亡者数の定義について
* IAEAの報告での死亡者の定義と日本の国会事故調、政府事故調による報告での死亡者の定義には具体的にどのような違いがあるのですか。また、違いについてどういった意見がありますか。(T1)
⇒ IAEAが2005年に開いた「チェルノブイリ・フォーラム」において、被ばくが原因で亡くなったと「確認された」死者数が4000人と結論されました。がんや、甲状腺被害等すべて含めた数字です。対して、福島第一原発事故において政府は被ばくによる死亡者数が「ゼロ」人と結論付けています。何がどうなって「ゼロ人」なのかどうかはそれ以上のことは分かりません。定義は同様のようにみえるので違いは存在しない、ということにしておきます。
「労災」と「被ばく」の捉え方の違い
* 「労災」ではなく「被ばく」ととらえることが、どうして大切なのでしょうか。(M1)
⇒ 「被ばく」の定義は、「人体が放射線にさらされること」だそうです。そう考えれば、原発に携わる労働者の「労災」は皆「被ばく」ととらえることが出来るでしょう。その定義とは少しずれますが、私の考えとしては「労災」という言葉では原発事故処理に従事する労働者が健康を損なった意義というものがはっきりと伝わらないと思います。福島第一原発事故がなければ、健康に影響はなかったはずですから。これは「原発事故による」「被ばく」ととらえた方がよりスッキリしませんか。
IOC側は安部首相の発言に疑問を感じなかったのか?
* IOCの会議での質疑応答に関してIOC側に疑問を感じませんでしたか?(M1)
⇒ 安倍首相の発言にIOC側は疑問を抱かなかったか?ということでしょうか。疑問を抱いていたら、福島からたった200kmの東京とかいう土地でオリンピック開催を決定しないでしょう。
福島の汚染地域に住む人の健康被害をどうやって見分ける?
* 福島第一原発事故による放射線の影響は「ある」という立場だったとして、事故現場に携わる人はともかく、汚染地域に住む人の健康被害をどうやって見分けたらいいと思いますか? 見分けられないとしたら、行政はどのような対応をしたらいいと思いますか?(J1)
⇒ 素晴らしい質問です。私もずっとそれを考えていました。私は放射線の専門家ではないただの経済学部生なので私自身では、とある人が被ばくの影響があるかどうかを決して見分けることはできません。(統計学を用いて、予想された被ばく放射線量とがん発生リスクとの間に相関関係があることを証明することくらいはできそうですが、)専門家でないと無理です。行政はどうすればよいかということですが、私の考えでは、専門家に放射線被害の疑いありと診断された人に補償をする形を取ればよいと思います。行政は私と同じく診断できるわけではないですからね。ここまで考えると、現在行政が福島第一原発事故による放射線の影響は「ない」と判断していることが如何にまずいことかがよくわかりますね。
→(木野)水俣病やアスベスト中皮腫のような場合は居住歴や職歴と特徴的な症状の診断で一人一人の健康被害をある程度絞り込むことができますから、専門家の診断等で裁判でも認められてきましたが、原発事故による放射線被害になると藤田君の言う通り集団としての相関関係はでてきても一人一人の因果関係の特定は並大抵ではないでしょうね。水俣病のときの大石環境庁長官がやったように蓋然性の高い場合は救済すべしという方針でも決めない限り、いくら専門家でも決めかねるでしょうね。
死亡者数および震災関連死について
* ①「フクシマのおかしい所」 チェルノブイリと福島の死者を比較されていましたが、この2つの数字を比較するのはフェアでないのでは?(調査する組織が違えば調査基準も違う。IAEAがフクシマで調査をしても死者が0となったかもしれない。) おかしいと思う根拠としては不適切では? フクシマは、別におかしくないのでは?
②「震災関連死の怪」 「ひとくくり」のお話がよくわからなかったので、資料不足の中で、なぜそのような想像をするにいたったのか詳しく聞きたいです。私には飛躍しすぎているように感じました。関連死を過労や持病の悪化での死亡と紹介されていましたが、放射線で過労になったり、持病が悪化するとお考えなのでしょうか? 放射線で死亡した人を関連死として処理されていると想像したということでしょうか? どちらであっても説得力がありません。(T3)
⇒ ①フクシマは別におかしくない、というご意見ありがとうございます。この意見が授業中に飛び出ていたら正直、答えられませんでしたね。確かにフェアではないです。チェルノブイリ原発事故と福島第一原発事故の比較をしようと思った原点は「どちらもレベル7だったから」でしたが、レベル7の定義とは「放射性物質の重大な外部放出:ヨウ素131等価で数万テラベクレル以上の放射性物質の外部放出」だそうです。よって死亡者数を単純に比較するのは私自身無理があると思っています。レベル7の事故なので私は「死亡者が0人ということはないだろう」という推測に立ちましたが、レベル7の事故であっても藤原さんは「死亡者が0人というのもあり得るかもしれない」というご意見だったということです。もっと別の方法で死亡者がいるかもしれないということを証明できればよかったのですが・・・、私の力不足でしたね。
→(木野)チェルノブイリでは大爆発を起こしたので、最初から危険覚悟で突入しなければなりませんでした。当時、映像でも流れたので有名ですが、燃え続ける原子炉を封じ込めて火災を消火するため、ヘリコプターで、砂、鉛、ホウ素など5000トン以上の資材が炉心めがけて投下されたほどです。緊急時どころか、まさに戦闘状態だったわけで、このときの突撃部隊から多数の死者が出たのは当然です。フクシマとチェルノブイリが単純に比較できないのはその通りですが、死者の数ではなく被ばくによる被害となると全く違う考察が必要です。内陸部ではなく海辺であること、周辺地域も含めた人口が多いこと、微量放射能の影響を重視しなければならないことなど、チェルノブイリでは未経験のことがどんな結果を引き起こすかに注目しなければなりません。
⇒ ②放射線によって過労になったり、持病が悪化することは無いかとは思います。そういうこともあるのかもしれないというのは専門家ではないので分かりませんが。ここで私が言いたかったのは「震災関連死」という言葉を隠れ蓑にして放射線の被ばくによって亡くなった可能性のある人を「震災関連死」と位置付けることができる危険性があるのではないかと思ったからです。資料もなく、あくまで推測ですので、説得力がないのは重々承知です。ですが、政府が現在「放射線による健康被害はない」と位置付けている以上、死亡原因を「福島第一原発事故を原因とする被ばく」とするのは許されないことです。であれば、政府としては「震災関連死」というもっともらしい言葉をつけてごまかしていると考えるのは自然ではないでしょうか。
足達さんの「多重下請け構造という労働現場—原発」へのQ&A
Q: 多重下請け構造の形態を変えることはあるか?
A:ある。多重下請けをなくすべき。直接発注元が注文すべき。
感想:その通りだと思った。(N1)
Q: 中間搾取についての説明がほしい。
A:よく分かっていない。
感想:言葉を正しく用いるのは難しいと感じました。(M1)
⇒ その節は情けない回答をしてしまいましたね…すみません。指摘にもあったように中間搾取は法律で禁止されています。偽装請負と中間搾取をごちゃまぜにしてしまっていたことが原因でした。混乱させましたね。
デジタル大辞泉には、「賃金支払者と労働者との間に介在し、賃金の一部を横取りすること」と書かれていました。労働基準法6条「何人も、法律に基づいて許される場合の外、業として他人の就業に介入して利益を得てはならない」とあり、中間搾取は違法であるとされているのですが、原発の場合、雇用元は健康診断料、宿代、飯代などの名目で賃金から差し引いています。これを「中間搾取」として本論では使っていました。
Q: 中間搾取と正当利益の線引きを。下請け企業の受注がある。
A:それでも問題がある。
感想:ビジネスと公害のバランスはかなり難しい。(C3)
⇒ 難しいですね。私はその線引きを企業に任せてはならないと思っています。適切に指摘のできる第3者がいればそれが一番いいんでしょうが、そのコストはきっとしっかりやろうとするほど莫大でしょうし、そもそもそんな第3者はいるのだろうかとも思います。結局今は、労働者自身が主張していくことが一番現実的なのではないでしょうか…。これもかなり厳しいですがね…。
教室で時間切れとなったQと足達さんからのA
多重下請け構造以外の解決法は?
* 多重下請け構造の解消以外に労働者を守る方法はありますか。(C3)
⇒ 多重下請け構造さえ解決すれば済む問題でもないですしょうし、どうすれば「守れた」ことになるのかにもよるとは思うので、あると思います。現場の安全管理の徹底とかになるんでしょうか…でもそれはまた一から分析して検討するしかないのでしょうし、今はなんとも言えないですね。
釜ヶ崎祭りでの気づきとは?
* 釜ヶ崎祭りに行った際に、偶然、下請け構造が取られるとはどういうことかと気付いたのですか?(C1)
⇒ 違います。釜ヶ崎に行った時に生まれた問いは「なぜ彼らが原発に反対するのか?」です。そこから調べていくうちにわかったんです。多重下請け構造が取られることがどういうことかわかったのは調べてきたからですよ。
→(木野)この問題のきっかけは2011年5月に新聞で報道されました。西成労働福祉センターの「女川町でダンプカー運転手」という求人情報に応募して行った人が「原発敷地内で運転させられた」と訴えたそうです。原発で作業するとは知らされていなかったばかりか、安全教育はおろか、当初は線量計もなかったとのことで、原発下請けの問題がクローズアップされた事件です。
危険手当とは?
* 危険手当を狙うとは、具体的にどのようなことですか?(C1)
⇒ 危険手当は2013年11月8日に1万円から2万円に増額されています。下は危険手当増額の発表の約1年後、2014年8〜9月に行われた作業員アンケートの結果(2014.11.東京電力株式会社)です。
賃金割増や新規手当について雇用企業等から説明を受けましたか?
No. カテゴリー名 n %
1 賃金割増や新規手当について説明を受けた 2439 53.2
2 賃金割増や新規手当について検討中と説明を受けた 806 17.6
3 賃金割増や新規手当について説明を受けていない 676 14.7
無回答 666 14.5
全体 4587 100.0
あなたの賃金は、説明を受けた通りに割増されていますか?
カテゴリー名 n %
1 割増される時期がまだ来ていない 813 33.3
2 割増される時期から説明通り割増されている 1456 59.7
3 割増しされる時期が過ぎても説明通りの割増がない 47 1.9
無回答 123 5.0
非該当(「賃金割増や新規手当てについて説明を受けた」と回答された以外の方) 2148
全体 2684 100.0
作業内容や休憩時間等を指示する職長や上長の会社と賃金を払っている会社は同じですか?
No. カテゴリー名 n %
1 同じ 1522 56.7
2 違う 759 28.3
3 わからない 126 4.7
無回答 277 10.3
非該当 1903
全体 2684 100.0
福島第一原子力発電所の労働環境に係わるアンケート結果(第5回)と今後の改善の方向性について
www4.tepco.co.jp/news/2014/images/141203k.pdf
「あなたの賃金は説明を受けた通りに割増されていますか」という質問に対して、「説明通り割増されている」という回答は59.7%にとどまる。危険手当の増額からはむしろ、さらに中間搾取がひどくなっていることがうかがえます。また、割増された危険手当を目当てに「違法業者」の参入が増加していることが示唆される結果も出ています。「作業内容や休憩時間等を指示する職長や上級の会社と賃金を払っている会社は同じですか」という質問に対し28.3%(2684人回答中759人)が「違う」と答えており、これらは違法派遣や偽装請負が強く疑われる。ちなみにこれは前回調査(2013年10〜11月)より増加しているのです。
この問題をどう解決していくか?
* 中間搾取が禁止されている(法規制はされている)中で、どうこの問題を解決していくのか?(H2)
⇒ 中間搾取は法規制されていました。その節はご指摘ありがとうございます。中間搾取と法的には使うべき言葉を偽装請負として理解していたことが原因でした。
さて、中間搾取と言う問題をどう解決していくかということですが、どのような工程を経て賃金が自分の手元に届いているのか、雇用元に情報公開を求めることがひとつの方法ではないでしょうか。不当に多くの費用を見積もられていないか(飯代、宿代、健康診断料などの名目で一部差し引かれる)、やはりいちばんそれを主張できるのは労働者自身なのではないかと思っています。しかし一人では難しいため合同労働組合の働きに私は注目しています。
―――――――――――――――――――――――――――――――
(ここからは、いつものコミスペです。)
発表した人たちから
レポート事前発表会にエントリーしてみて
レポート事前発表会はとても緊張しました。発表の見本もないまま、実際にうまく発表ができるか不安でした。自分の番が終わった後、質問の返答は正しかったのか、また、他の人の発表が自分のものよりも上手で、本当に自分の発表はそれでよかったのだろうかと心配になりました。しかし、レポート発表会では質問や他の人の発表から自分のレポートの修正点や改善点を見いだすことができ、得られるものも多くあったため、その点ではレポート事前発表会にエントリーした価値があったように思った。このように得られるものもあるため、この授業だけでなく、ほかの授業でも、せっかく作ったレポートを多くの人の前で披露する場を作ってほしいと考えた。(S1)
→ 並み居る一回生の中で唯一のエントリー、よく頑張りました。「公害の原点」をテーマにしたので、「原点」とは何か?に質問が集中しましたね。「今後の公害を防ぐための教訓となるもの」という定義はよいとしても、なぜ四大公害なのか?水俣病だけではいけないのか?全ての公害も原点にならないのか?など、四大公害と原点の関係についての質問は想定内ではなかったのかな?
こういう発表と質疑の機会を普通の授業で行うのはなかなか難しいですが、ゼミや演習のような小規模の授業ではあると思いますよ。たしかに発表することで得られる最大の収穫は質疑ですよね。発表で欠けていたことや自分で気付かなかったことを教えられる貴重な場ですから、機会があったらみんなもぜひ応募してみてください。
(発表できて良かったです)
レポート事前発表会において壇上で発表した藤田です。
この発表会に向けて、1週間前から準備をしてきましたが、ギリギリまで準備が終わらず、(実は終わってなかったんですけれども)直前までどうするかを考えていました。
発表は何とか乗り切りましたが、うまくいったかどうか分からず不安でした。
しかし、交歓会で一回生の方からの「発表うまかったですよ~」という言葉を聞いて1週間の苦労が報われた気がして、大変うれしく思いました。
次に、こういったプレゼンテーションをする機会があれば準備をきちんと終わらせ、もう少し、完成度の高いものを聴衆に提供できたらなと思いました。ありがとうございました。(E2、藤田 尚希)
→ 発表、ご苦労さまでした。データや情報が不十分になることを承知の上でアタックした勇気を買います。確たる情報のない中での演題ですから、発表の穴探しはたやすいですが、じゃ、質問しているあなたはどう考えるのか、その根拠は何かなどと、私なら反問したくなる場面もありましたが、藤田君はまじめに対応していましたね。
発表を終えての感想
とても緊張しましたが、発表してよかったと思っています。指摘によって自分の論のどこに不足があるのかよくわかったことが何よりも収穫です。当たり前ですが、論に穴があれば指摘される。あんまり読み手を見くびってはなりませんね。もちろん、今回皆さんを見くびったわけではありませんが。論の組み立ては慎重にしなければならないということを身をもってしれました。
それから、あの後は用事があり交歓会には出られなかったのですが、いろんな人からの感想を聞いてみたかったです。展望など、データの集まっていないことは喋れなかったのでその点についても議論してみたかったです。感想聞いたり、議論したり、またできる機会があると信じて。(L2、足達 菜野)
→ 聞けば、あの直後にお爺さんが亡くなられたとの報で急遽帰られたとのことです。昨年の学生ゼミナールとかのサークルで建設労働者の下請け問題を発表したそうで、その原発編ということで取り組んだそうですが、多重下請けと原発問題ということでまた別の問題に気付いたようですね。プレゼンには慣れているようで、1回生の人たちは目を輝かせていましたよ。
発表を聞いて
(授業中に間に合わなかったので、先生に質問)
* テーマが自由ということで、独自の見解からの発表が見られて大変勉強になりました。発表者の方々、ありがとうございました。
授業後、いくつか疑問に思ったことがありました。二つ目の発表について、誤魔化す事は必ずしも悪ではないのではないかということ。三つ目の発表で、多重構造をとることで利益を得るのは中間の企業だけで、発注元の大企業と仕事を引き受ける人々にとっては不利益だと思います。改善すればコスト削減等の自社の利益が増えると思いますが、それをしないのはどうしてなのだろうかと思いました。考えるのが遅いので授業中には間に合いませんでしたが、先生が解答して下さるかと思い、質問させて頂きました。(M1)
→ おやおや、発表者を差し置いて私が答えるのですか?
一つ目の質問ですが、「誤魔化す事は必ずしも悪ではない」と抽象的に言われても答えようがありませんね。でも、安部首相の「健康問題は今までも現在もそして将来も全く問題ない」というのまでそうなんでしょうか?
二つ目の多重構造で不利益を受けるのは発注元の大企業と下請け労働者だという話ですが、発注元の電力会社は不利益どころか多重構造によって利益を上げているのですよ。定期点検や事故・故障等への対応は日常的な仕事ではありませんから、そのために社内で常設の部門を作るのは非常に経営的に効率が悪いので、臨時的な仕事として安価な外注に出しているのです。しかし、原子力発電という特殊な分野ですから、下請けや孫請けが責任を持ち切れるわけはなく、多重になればなるほど無責任体制がひどくなるのですから、本当は電力会社が責任を持って臨時工であっても直接雇用すべきでしょうね。
(中間搾取に驚いた)
* 中間搾取というワードに興味を持った。法で規制されていると知って驚いたが、それなのにまだ搾取が行われている状況というのにも驚いた。〈C1〉
→ Q&Aで誰かが言ってましたよね。労働基準法第6条(中間搾取の排除)には 「何人も、法律に基いて許される場合の外、業として他人の就業に介入して利益を得てはならない。」と明確に書いてあるのですが、足達さんの言うような危険手当を狙う悪徳業者も存在するのでしょうねえ。もちろん、そういうピンハネは法違反ですが、労働者派遣法が出来て以後、きちんと労働契約がなされていれば派遣自体が違法というわけではありません。
(発表を聞いて)
* 今回の発表を聞き私が問題に直面したらだったらどう解決するから考えるようになりました。(L2)
→ そうですか。
(3人の発表はとても参考になった)
* 今日のレポート事前発表会を聞いて、3人の方の発表はそれぞれの題に関してとても考えられていて聞いている側にとって分かりやすく、また疑問点を提示してそこから自分の考えをきちんと論立てて説明できていてとても参考になりました。発表を聞いての質疑応答は難しいものが多くそれに完璧に答えられるまで自分の考えを深めるのはなかなか大変なことだと思いました。私自身は8割がたレポートは作ったのですがもっと疑問を持ってそこから自分の考えを広げていかないといけないと思いました。(M1)
→ 今回の発表者はエントリーしただけあって、研究目的が明確で、調べたことの評価も加えながら、自分の主張を論理立てて説明するという発表の基本的なところが出来ていたと思います。単なる調べもの発表ではだめだよと最初にくぎを刺しておきましたが、このくらい出来ていれば45点満点中40点はいくでしょうね。自分のレポートを書くときにも、これを発表したらどこを突かれるだろうかと考えながら書くと、きっと良いものになるでしょう。
レポート事前発表 (何を伝えたいのかわからないところもあった)
* まず、前で発表されていた御三方には拍手を送りたいと思います。きちんと自分の考えを発表していてすごいなと思いました。特に2回生の御二方はさすがといいますか、緊張したようすもあまりなく、聞き取りやすい発表でした。
ただやはり発表時間が短いこともあったのか、何を伝えたいのかわからないところもありました。情報の取捨選択をもう少しきちんとして欲しかったです。自分が今後発表する際の参考になりました。
内容については、皆さんご自身の結論をお持ちだったのでそれは良かったと思いました。(J1)
→ どこがわからなかったのかな? 「もう少しきちんとしてほしかった」という言い方も抽象的で、どこがどうと具体的に言ってあげないと伝わらないと思いますよ。
(レポートを書くというのはやはり難しいんだ)
* 3人の方のレポート発表を聞いて、色々な事が学べました。やはり、分かりやすく、具体的に書く事が大切なんだなと思いました。自分が調べた内容と、自分の意見の書くバランスが少し難しいなと感じました。自分で書いている中でもどういうことを伝えていくべきなのかとか色々と考えました。やはりレポートを書くというのはとても難しいなと感じました。(J1)
→ それが分かってくれただけでも、今回の事前発表会をやって良かったと思います。
レポート事前発表会を聞いて (分かりやすかった)
* 私が想像していたよりも、みなさんとても素晴らしい発表で、10分が短く感じました。レポートと違って、今回はパワーポイントを使っての発表だったので、スライドも工夫がされていて分かりやすかったです。
私はまだレポートを完成できていないのですが、参考にすることもたくさんあったので、事前発表を聞けて良かったと思いました。(J1)
→ 学会などではこの程度の発表時間ですが、ここは専門学会ではありませんから説明のための時間が足りないでしょうね。でも、みんな要領よくレジュメとスライドを併用していたと思います。
複数の視点で
* 僕はこの土日でレポートを仕上げていきました。はじめは自分の中でも書きたいと思うことがハッキリとしておらず、何を書こうかと試行錯誤を繰り返し、時間が過ぎるだけでした。今回、発表してくれた三人のレポートのスライドを見て、こんな所に目をつけて考えたのか、というものもありました。やっぱり他の人の意見を知ることは面白いです。(T1 )
→ 単に「面白い」だけではなく、そこに「主体的に学ぶとは」の大きなヒントがあったはずですよ。
レポートについて
* レポート発表を聞いて、もっと準備が必要だなと思いました。自分の考えたことを言葉でしっかり伝えるだけでも難しいので、考えの根拠をしっかり示すことができればいいなと思います。時間もあまり余裕はありませんが、きちんとレポートまとめられるよう頑張ります。(J1)
→ 頑張ってください。
レポート事前発表会を聞いて (刺激的で勉強になった)
* 今回の発表を聞いてどの方もそれぞれ個性的な問題提起をして、本論の後に自分なりの主張や結論というのがハッキリと示されているなと感じました。
私はほとんどレポートを書き終えていたのですが、3人の方の発表に比べて考察が弱く、結論も物足りないと思い、再度見直しました。
また、様々な質問に対して素早く反応して説明していたので、レポート作成にあたってよく調べているなと思いました。あまりレポートというのを書いたことがない私にとって今回の授業はとても勉強になったし、刺激的でした。(E1)
→ レポートを書いたことのない人たちに勉強になればやった甲斐があったというものです。
レポート発表会 (発表は本当に大変だった思う)
* まず自分はレポートがつい最近完成したので、事前にレポートの大まかな流れを作ってさらにスライドショーの準備をして発表する台本などを用意していたのかなと考えると本当にすごいなと思いました。そしてQ&Aではどのような質問が来るのかはわからないので事前に来そうな質問を考えて回答をつくっておいたり、よく予習をして様々な知識を確かめておくことも必要なのでこの発表は本当に大変だと思います。今日の発表を受けて自分が書いたレポートを少し変えようと考えたので参考になりました。発表して下さった皆様ありがとうございました。(T1)
→ レポートを書いて出すだけでも簡単ではありませんが、発表となると準備も大変ですが、質疑への準備がそれ以上に大変です。これはディベートでも立論の後の反論への対応準備で経験したことと思います。レポートも立論のときと同じように、これを読んだら先生はどこを突っ込むだろうかと考えながら書くと、きっと良いものになりますよ。
(質問の鋭さに驚いた)
* 私は、レポートのテーマは決めていたものの、どうまとめればいいのか迷っていたので、事前発表で3人のレポートを聴くことができてすごく参考になりました。また、発表者に対する質問の鋭さに驚きました。(J1)
→ 発表会の醍醐味はQ&Aです。QのレベルもAのレベルも聞いてるとすぐわかるでしょ。
(質疑応答に驚いた)
* 3人の方のレポート発表素晴らしかったです。自分のレポートを書くときの参考にしたいと思います。
今回特に印象に残ったのは質疑応答の時間でした。質疑応答の時間が10分もあるなんて長すぎるのではないかと思っていましたが、たくさんの質問が出ていて驚きました。高校では、自分で調べたこととそれに関する考察を発表する場合であっても質疑応答の時間がなかったので、高校までの学び方と大学での学び方の違いというものを改めて感じました。(M1)
→ 発表会ではプレゼンの後の質疑の時間が短いのが普通ですが、私の授業では発表と質疑を同じだけ取っています。聞いて終わりではなく、質疑によって、自分でも考え、理解を深めることができるからです。ただし、通常は、質疑の時間を設けても発言が少なく、空振りに終わりがちです。とくに50人以上にもなると手を上げるのは勇気が要りますからね。この授業では、これまでに何回もグループワークやクエスチョンタイムやコミスペを通して、自分の頭で考えることとそれをアウトプットする訓練を積んできましたので、その成果が前回のQ&Aに現れたんだと思います。10分経っても手が上がっていたのはうれしかったですね。
活発な授業
* レポート発表会はたくさんの質問や意見が出てとても活発なものになりました。ただ聞いてるだけじゃ頭に残らなくても、他の受講生の方が質問してくださったおかげで、自分では思い浮かばなかった視点でより深く考えることができました。その面でもこの講義はみんなで作っていく授業だと思いました。
あと思ったのは質問をする方は発表者の意見が自分の意見と違うからといって強く押し付けようとせず、傾聴する理解する姿勢も大事だということです。(N1)
→ 発表会で多くのことを学んでくれたようですね。この授業ではグループでの話し合いの時から、他の人の話をよく聞くことと、自分の思いや考えを人に分かってもらえるように伝えることの重要性を強調してきましたが、それをみんなが身につけてくれたからこそ、Q&Aも尖らずに傾聴し理解する雰囲気でやれたのだと思います。
裏付けの大切さ
* 今回の授業はレポート事前発表会でした。授業を受けて感じたのは、発表で大事なのは調べたことをただ人に伝えることだけでなく、その事実性や証拠、根拠を明確にして、さらに自分もはっきりとした意見を持つことが大事だということでした。
発表したひとたちは積極的にレジュメなどの準備をした上でどんな質疑にも懸命に答えており、見習うべきだと思いました。自分も人前で自分の意見をはっきり述べられるような調査力と勇気をこれから培う必要があると思い知りました。(J1)
→ 大事なことをいくつも学んだようですね。ぜひ今後に活かしてください。
すごくためになった発表会
* わたしは、金曜日の講義の時点では、レポートはまだ半分もできていない状況でした。だから、レポート発表会は本当に参考になりました。発表者のお三方は、ただ調べたことを言うだけでなく自分なりに考えたことや自分なりの問題提起をしっかりと発表し、先生の言う単なるお勉強レポートになっていないことに素晴らしいと思いました。質問されたことにも、自分の言葉でしっかりと答えていて、内容もとても分かりやすかったです。発表者のみなさんお疲れ様でした。そして良い発表をしてもらえて自分のレポートの参考にすることができました!
レポート提出に向けて、自分のレポートも頑張ります!(J1)
→ 自分のレポート作成にも活かせたようで、良かったですね。提出の1週間前というのもよかったようですし、市大では初めての試みでしたが、私の予想以上に発表もQ&Aも盛り上がり、私も大満足です。来年もやろうと決心しました。
(とても楽しい授業でした)
* 今回はレポートの事前発表会ということでとても楽しい授業でした。自分よりも後輩の学生のレポートの発表をみて、自分にも見習うべきところなどを見つけることができたからです。彼らの発表はよく調べてきているのがわかり、自分もレポートを書く際はしっかりと背景などを調べていければいいと思いました。私も次にレポート発表会などがあれば発表を名乗り出てみたいと思いました。(C3)
→ 4回生になればゼミ発表や卒業発表などもあるんじゃないかな。
主体的に学ぶとは・・・
(何もかも鵜呑みにして信じてはいけない)
* 今回は、レポート発表会ということでした。レポートについての質問が活発にでていて良かったですが、何より質問に対する発表者の回答が素晴らしかったと思いました。自分なりの意見をしっかりもっている証拠だなと思いました。二人目の発表者さんの何もかも鵜呑みにして信じてはいけないというのが心に響きました。当たり前のことなのに、いざ改まって言われると私は情報の吟味をしていないなと感じました。(N1)
→ この部分は今日の私の講義の中で紹介した昔の受講生のコミスペとも重なりますね。スライドはブログにありますが、藤田君のスライドを再録しておきましょう。
「お偉いさんが言うこと全部正しいと思ってませんか?」 ・原発推進論者の話を盲目的に信じ込まない。
・木野先生の言うこと全部正しいと思ってませんか?・そういう人は原発推進派の先生にも染められてしまう
「じゃあどうすればよいのか?」・人に言われたことを「それは果たして本当なのか」と確認すること!
⇒ それが主体的に学ぶこととイコール
「私の失敗からの教訓」 ・人の話を無条件に信じ込んではいけない
・自分なりにそれを吟味して、正しいと思うなら自分の意見の一つとする
自分で考えることの大切さ
* レポートの事前発表を聞かせて頂いて、質疑応答も含めた時間の中で、自分にはなかった発想の数々に触れさせてもらい、とても有意義な時間を過ごせたと思っています。例えば公害病についてですが、教科書にそう書いてあったから、という理由だけで自分は「ああ、そうなんだな」と、その理由を調べることも、原点とは何を意味する言葉なのかを考えることすらもせずに四大公害病が公害の原点だ、という記述に納得していました。しかし、今回のレポート発表や、今までの授業を聞かせて頂くことで、「疑ってかかる」と言ってしまえば大げさに過ぎるかもしれませんが、与えられた情報を鵜呑みにせず、自分の中で咀嚼して考えることの重要さを改めて認識できたと思ってます。(J1)
→ N1さんの投稿に対するコメントを書き終えた翌朝、今度はJ1君から同じような投稿がありました。ついでなので、講義で紹介した昔の受講生の言葉も再録しておきます。
自分で気付くことの重要性
* 感想を持つだけで終わってしまう、というのは実は結構怖いことなのではないだろうか。怖いのは、学ぶべき前例があったのに同じ過ちを繰り返してしまうことです。そして、それを招いてしまうのが自分かもしれないということに気付くことが回避するための一番の方法なのだと思います。けれども気付くには考えなければいけません。
教えられて納得するより、考えて自分で気付いた時の方が遥かに重要性を帯びてくるからです。
藤田君の「人の話を無条件に信じ込んではいけない」、伊藤さんの「何もかも鵜呑みにして信じてはいけない」、岡村君の「与えられた情報を鵜呑みにせず、自分の中で咀嚼して考える」は、いずれも「教えられて納得するより、考えて自分で気付いた時の方が遥かに重要性を帯びてくる」と喝破した昔の受講生と同じだと思います。
奇しくも、藤田君はこれを「主体的に学ぶこと」と理解してくれたようですが、今日のグループワークでは「じゃあ、どうすればそうなれるか?」を考えてください。「何でも信じるな、疑ってかかれ」だけでは答えになりませんよ。講義の受け方、授業への向き合い方、レポートの書き方、そしてこれからの生き方など、すべてにつながるお題です。




0 件のコメント:
コメントを投稿